TAKASHI TOYOFUKU

視座・視野・視点がピンときた

視座・視野・視点がピンときた

August 19, 2021

「視座を高く持て」と言われたことがある聞いたことある人は結構いるのではなかろうか。じゃあそれってどうすればいいの?っていうことについてインサイトを得たので書いておく。

「視座を高く持て」と言われたことがある聞いたことある人は結構いるのではなかろうか。 また、視座と視点と視野ってどう関わっているんだろうか。 この辺についてインサイトを得たので書いておく。 説明上カメラの例えを用いるがめっちゃ詳しいわけではないあしからず。

視座とは問題が小さく見えるようにすること

大自然を前にして自分の小ささを実感することがよくある。大きなものを前にすると、目の前の問題なんて小さく感じるもの。 問題を目の前にしているとき、とても大きなものに見えて手をこまねいてしまう事があるが、問題を小さくすることによって冷静になることができ、具体的なネクストアクションが生まれてくる。 個人的に千里眼とよんでいるが、ある物事を長期的に捉えることでも問題を小さくすることができる。

問題を並べてみる、まずは一番広い画角で視る

まず視座が高い状態を作るには、問題がすべて見える状態を作る。 カメラで例えると、画角を絞る前に一番広角、もしくは肉眼ですべてを視る。 そのためには問題をフラットに書き並べてみるとよい。 そうすると相対的な重要度がわかり、優先度を決められるようになる。 あまりに問題が多い場合は、怪しい雰囲気を醸し出していそうな特定の範囲に視野を切って限定する。

重要な問題に視点を合わせる

重要な問題がどれかわかったら、そこに視点を合わせて問題の解像度を上げる。 誰しも必ず最初はピンぼけした状態にある。

ピンぼけ
ピンぼけ

カメラでは視点を合わせるときはフォーカスするという。 これと同じく、重要な問題に取り組むときは集中する必要がある。

そしてどこにフォーカスを当てるかは超重要、全体の印象が変わる。 印象が変わると解き方も変わる。

重要な問題を片付けたら次の問題にフォーカスする、これを繰り返す

高い視座から視る → 視野を切る → 視点を合わせる → 高い視座から視る → 繰り返し。 これで更に全体像が把握でき、よりよい手を打つことができる。 写真も奇跡の一枚を撮るために何枚も何枚も試行錯誤していろんな構図で撮る。色んなものにピントを当てて撮って、最終的にできのいいものを選ぶ。

終わりに

個人的に課題が 2 つあって、

  1. 問題の数が多くなってくると視点が合わなくなってくる
  2. 一度視点を合わせると、他に視点を合わせられなくなる

解決策として、視座確認用のドキュメントをアップデートしながらプロジェクトを進めるのと、人に頼って視点を合わせてもらうっていうのをやるとよさそう。

もっと大局を見られるように「クラウゼヴィッツ 戦争論」は読みたい。

参考

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